今日は有機の本質、つまり自然の循環について聞いてみます。
鉄人: 腸内環境って聞いたことがあるよね?
私: 小腸では胃から送られてきた消化物をより細かく分解して栄養素を吸収する、
大腸は水と電解質の吸収だと記憶してるわ。
鉄人: そう、糖質、タンパク質、脂肪といった栄養素は微絨毛から吸収される。
この部分には消化酵素がいつも待ちかまえており、栄養素がこの酵素にぶつかってバラバラになったところを、
すばやく腸壁内に取り込むんだ。
私:だから、常にきれいにしなきゃダメなのよね。
鉄人: そうでないと、便秘やストレス、免疫力の低下、
それに大腸ガンになりやすくなるんだ。
実はこの腸と同じ働きを土壌がしているんだ。微生物や植物にとってはね。
私:それ分かりやすいわね。
そうか、酵素もあるし分解もするしね。
だから、悪い土壌環境が野菜にストレスを与え、病気になったりするのよね。
有害物質なんかあったらガンになってしまう。
鉄人:そうならないような土作りをするために堆肥を作るんだ。
私:でも、牛糞に有害物質や抗生物質が残っているんでしょ?
よくないじゃない!
鉄人:だから全ての有機野菜が安全ではないってことさ。
堆肥が完熟していればいいのだけれど。
私:完全発酵ってことよね?
鉄人:完全発酵有機資材を使っていると表示してあれば安心できるんだけど、
その仕組みもできていない。
私:良い堆肥があって初めて良い微生物が増えて、
野菜の栄養ができるんでしょう?なら簡単じゃない。
鉄人:ところが問題は他にもあるんだ。
最適な有機肥料を与えること。
特に窒素肥料が過剰になると、
それが硝酸塩として環境に悪影響を与える、、、
私:ブルーベビー症になる原因ね?
鉄人:有機質資材は、土壌の微生物によって無機質になるためには時間がかかるんだよ。
その処理スピードを計算しないと台無しになる。
私: それが自然循環ってことね。
食べすぎると、お腹の調子が悪くなるのと一緒ね。
鉄人:あははは、、、
0 件のコメント:
コメントを投稿