ラベル 日記 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 日記 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年2月26日水曜日

鉄人日記29〜 生理活性物質

真理子です。
栄養学って、掘り下げるとおろ白いんです。
単に、栄養素、カロリーの問題ではないのです。
エネルギー代謝まで進むと、無機物の特徴が生きてきます。
TCAサイクルを見ると、何故人は食べるのががわかります。

鉄人日記28〜 環境とミネラルバランス

最近、エネルギー代謝に興味を持つようになりました。
伯父(鉄人)の影響です。

全ての生物はエネルギー代謝のメカニズムを持ちますが、
基本的に、人も微生物も変わらないんです。

鉄人日記27〜 その他のミネラル

以前、栄養素こそが重要で、栄養学を学ぶ際は、作物、ビタミン、ミネラルと言うイメージでした。

しかし、そうではなかったのです。
ミネラル、言い換えれば、地球上の無機物が如何に重要な機能を担っているかなんです。

2013年9月11日水曜日

鉄人日記22〜 野菜の栄養?


今日は図書館に行き、たくさんの調べ物をしました。

でも、分からない事がたくさんあって、伯父さんに聞きに行くところです。

生き字引って便利なんですよね!


私: あ~重も~!

鉄人: どうしたの、そんなに!

私: 作物の代謝を調べているのよ!

鉄人: 学者っぽいねえ。

私:えっへん!でも難しくって分からなくなりそう!

鉄人: そのうち分かるよ。あせらなくても、、、

私: 前にも調べた光合成を詳しく見たんだけど、、、

「光合成とは、光のエネルギーによって環境の中の物質から還元力を取り出し、
その還元力とエネルギーを用いて行う、代謝系を全て含む反応」って書いてあったの。

鉄人: そう、難しいね。

私: でんぷんを作るのが目的じゃないのよね?

鉄人: 作物はでんぷんそのものを養分にするわけじゃなく、利用しているんだよ。

でんぷんを分解(低分子化)しグルコースとなる。

ここから解糖系という経路に入り、
ピルビン酸という物質に変えるんだ。
それがクエン酸回路で使われる。

私:あっ、それ、栄養学に出てきたわ。

鉄人:最終的に必要なのは、エネルギーを利用して必要なタンパク質に変わるかなんだね。

私: DNAの世界ね。
私たちの細胞もでんぷんを食べていくわけじゃないものね。
難しいけど面白いわ!今、酵素のところまで来たのよ!

鉄人: ほう、核心に迫ってきたね。

鉄人日記21〜 ひとにとって美味しい野菜



私: ねえ、日曜日のテレビ見た?農業の特番!

鉄人: ああ、見たよ。

私: 虫が食べるから安心な野菜なんだって言ってたでしょ!?
それってほんとうなの?

鉄人: 前も話したけど、作物と害虫はいろんな駆け引きをしているんだ。
でも逆に、害虫は作物のパトロール隊でもあるんだよ。

私:どう言うこと?

鉄人: お互いにエサ、つまり栄養分が必要だよね。
でも、ひとと違って何でも食べるわけじゃないんだ。
食べれるようにしなくてはいけないんだ。

私: んんん??

鉄人: 作物は、ポリフェノールを作りだしたり、
微生物から抗生物質も貰ったりして身を守るのは知ってるね?
強く健全なからだ作りに余念がない。

私: でも美味しくなればなるほど虫が食べるんじゃ?

鉄人: 全てがそうではないんだよ。
虫はひとと違ってすい臓を持っていない。
つまり、たんぱく質のような高分子化合物の分解が苦手なんだよ。
作物は光合成や窒素同化作用によって、最終的にタンパク質を作るって話したよね?

私:と言う事は、虫はタンパク質を分解する酵素がないってこと?

鉄人:全てがそうじゃないけどね。同様に、でんぷんは苦手で、水溶性の糖質のほうが利用し易い。
昆虫は人と違って何でも食べる訳じゃないよね。消化のメカニズムが単純なんだよ。

私: なるほどね!わかったわ。
健全な作物は中途半端な栄養分がないってこと?
虫は野菜の弱い部分しか食べることができないってことね。

鉄人: まあ、そんなところだよ。

私:害虫にとって健康な野菜は美味しくないんだ。 
よかった、好みが違って。
大事なのは、代謝をちゃんとできるようにする環境ってことね。
私、絶対に虫が食った野菜なんて食べないわ!

2013年9月8日日曜日

鉄人日記20〜 有機栽培の盲点

私: 私、今まで無農薬なら安全だと思ってたけど違うわね。

鉄人: そう、土壌に有害なものがなくても、不要なものが残ると作物に悪影響を与える。
発育障害になったり、病気にかかったりね。
それに、作物はいろいろな物質を出したりして、悪い環境だと、人にとって有害な作物にもなるんだ。

私: 社会に悪い人間がいるようなものね。

鉄人: 虫に食われた有機野菜を好んで買うケースがあるけど、
食われたところから有害な物質を出したり、
また、カビや細菌が残ることもあるんだ。

私:いやあ、それ!

鉄人: 高級野菜店に泥のついたニンジンが並んでいることがあるけど、
土そのものが問題になることもある。

私:農薬のトレーサビリティだけでなく、
土のトレーサビリティが必要ってこと? 
大腸菌がいっぱいいたりして!

鉄人: 現実に有機野菜には大腸菌の発生率が高い報告もある。

私: どうやって見分けるの?

鉄人: 食べてみるしかないね。

私:いやん、そんなの!下痢したくないもん。

鉄人:だから、おじさんたちは、良質の土壌を作り、
良質の野菜を栽培しているんだよ。

私: それって大事ね。

鉄人: それに、良質の土壌でないと、野菜の機能性も落ちるし、
栄養価も味も落ちるんだ。

私: と言う事は、機能性、栄養価、品質と安全性はイコールってことね。

鉄人: 本来、形もそうだよ。

私:じゃあ、まず、プロポーションを見ればいいてわけね。

鉄人: そう、真理ちゃんみたいにね。

私: ダメよ、私はいいとして、
見た目だけで性格悪い子はたくさんいるから。

鉄人: ははは、野菜は正直だから大丈夫!

2013年9月7日土曜日

鉄人日記19〜 自然の循環

今日は有機の本質、つまり自然の循環について聞いてみます。

鉄人: 腸内環境って聞いたことがあるよね?

私: 小腸では胃から送られてきた消化物をより細かく分解して栄養素を吸収する、
大腸は水と電解質の吸収だと記憶してるわ。

鉄人: そう、糖質、タンパク質、脂肪といった栄養素は微絨毛から吸収される。
この部分には消化酵素がいつも待ちかまえており、栄養素がこの酵素にぶつかってバラバラになったところを、
すばやく腸壁内に取り込むんだ。

私:だから、常にきれいにしなきゃダメなのよね。

鉄人: そうでないと、便秘やストレス、免疫力の低下、
それに大腸ガンになりやすくなるんだ。

実はこの腸と同じ働きを土壌がしているんだ。微生物や植物にとってはね。 

私:それ分かりやすいわね。
そうか、酵素もあるし分解もするしね。
だから、悪い土壌環境が野菜にストレスを与え、病気になったりするのよね。
有害物質なんかあったらガンになってしまう。

鉄人:そうならないような土作りをするために堆肥を作るんだ。

私:でも、牛糞に有害物質や抗生物質が残っているんでしょ?
よくないじゃない!

鉄人:だから全ての有機野菜が安全ではないってことさ。
堆肥が完熟していればいいのだけれど。

私:完全発酵ってことよね?

鉄人:完全発酵有機資材を使っていると表示してあれば安心できるんだけど、
その仕組みもできていない。

私:良い堆肥があって初めて良い微生物が増えて、
野菜の栄養ができるんでしょう?なら簡単じゃない。

鉄人:ところが問題は他にもあるんだ。
最適な有機肥料を与えること。
特に窒素肥料が過剰になると、
それが硝酸塩として環境に悪影響を与える、、、

私:ブルーベビー症になる原因ね?

鉄人:有機質資材は、土壌の微生物によって無機質になるためには時間がかかるんだよ。
その処理スピードを計算しないと台無しになる。

私: それが自然循環ってことね。
食べすぎると、お腹の調子が悪くなるのと一緒ね。

鉄人:あははは、、、

2013年9月6日金曜日

鉄人日記18〜 続々 有機野菜って安全なの?


今日は有機のコストの話だったわね。

鉄人: 堆肥については調べたんだよね。
堆肥コストが価格に反映されることもあるけど、
実は、堆肥を使うことで、さらにコストが上昇すると見ているんだ。 

私: どう言うことなの?

鉄人: それが本題なんだよ。
有機栽培は、生産性も低いし、安全性にも問題がある。
すべて堆肥の質に繋がっている。

まず、安全性で一番問題となるのは堆肥の製造工程なんだ。

牛糞、鶏糞などを混ぜ合わせるわけだが、
その牛糞そのものに問題があるんだ。
つまり牛のエサ、飼料のことだよ。分かるよね?

私: 栄養のあるエサをあげてるんでしょ?何が問題なの?

鉄人: そうだね。
まず堆肥がなぜ必要なのか、考えてみる必要がある。

私:土壌の微生物が堆肥中の有機物を分解し、
作物に必要な栄養分を作るのよね。

鉄人:その通り。
次に堆肥になぜ牛糞を使うのか?

私: 糞に栄養が残っているからでしょ?

鉄人: 違うんだよ。
牛の消化に関係があるんだ。
エサとなる牧草などの成分のセルロースは胃の中の微生物の酵素で分解される。
その排泄物の機能を我々は利用しているんだよ。

簡単にいえば、微生物の力を借りて、
堆肥つまり良質の土を作ってるんだよ。

私: そうなの?あ!分かったわ。
前にも聞いたけど、牧草にも硝酸濃度が高いものがあったわね。
それを多く食べる牛の胃の中にはメタンガスが溜まっていると書いてあった。
よくないことよね?

鉄人: それから、病気の予防のために抗生物質を多く投与している。
それに、牧草そのものにも、有害物質があるとしたらどうなると思う?

私:完全な悪循環ね。
不健康な土壌から有害なものを食べるわけだから、消化不良もあるし、体調も悪くなるでしょう?

有害物質が詰まった牛糞を使って土作りをするのだから、畑にも良くないわね!

鉄人: それ、いい表現だね。いかにも土作りは重要課題だけど、
有害物質が混ざった土作りか、、、
その表現はインパクトがあるよ。

私: そんなことで褒められたって意味ないでしょ?

鉄人: そんなことはない。
そうやって消費者が理解することは重要なんだ。

私: 確かにそうね。
要するに、土壌が健康でなければ、家畜もお野菜も私たちも健康でいられなくなるわけね。

鉄人: ますますいいねえ!

じゃあ、来週は本当の有機について話してあげよう。

2013年8月30日金曜日

鉄人日記26 〜亜鉛の働き〜


私:今日は亜鉛ね。 

鉄人:亜鉛がないと生体内ではどんなことも機能しないといわれているんだ。
細胞の抵抗性機能を高める働きがある。

私:亜鉛欠乏は、食欲不振、脱毛、皮膚障害、精力減退を引き起こし、
ストレス、手術、麻酔などは、亜鉛不足を引き起こすとのことね。

十分な栄養を持った小麦から作った全粒パン100gの中には55mgの亜鉛が含まれているけど、
精白粉には2mgしか含まれていないのよ。
亜鉛を多く含む食品には、牡蠣やタラなどの魚介類があるわ。
さらに亜鉛には、毒性のある有害金属に対する保護機能があるそうよ。

腎臓を痛め高血圧を引き起こすカドミウムに対しては、その拮抗元素として亜鉛がその毒性を低下させる作用があるの。

鉄人:果樹栽培でも亜鉛欠乏は問題で、特に枝や葉の生長を抑制するんだ。 

私:そうなの?

鉄人:とうもろこしででは茎葉の壊死が起こり、
真理ちゃんの好きなトマトでは、葉の委縮などの病気を引き起こし、
それに、葉緑素が障害を受け、
光合成の機能を低下させることも分かっているんだよ。 

私:明日から毎日、牡蠣を食べるわ!


2013年8月22日木曜日

鉄人日記17〜 続 有機野菜って安全なの?

  堆肥の勉強してきたかな?真理ちゃん。

私: どう?堆肥のこと分かったかな?
真理: ううん、いま一つ。その前に有機についてもう少し調べたの。農水省にも聞いたんだけど、あれじゃダメじゃないの?確かに有機農法は、これから進めなければならないものだけど、まず第一に、有機JAS認定のために、あんなにお金がかかるのなら誰もやらないわよ!安全を作るために費用がかかるなんて、おかしいんじゃないの?
私:国は有機の比率を1%にすることを目標にしているけど、0.17%あたりから伸びていない。そろそろ問題に気が付くころだろうね。
真理:都内じゃあちらこちらに有機野菜がおいてあるけど、本当の有機ってそんなにあるわけないでしょう!
私: 有機野菜の安全性の評価システムの構築が必要だね。有機資材から原材料までの、有機資材のトレーサビリティが必要なんだよね。
真理:それに有機野菜って高すぎるわよ。毎日買えないわ。何か、有機がブランド化してしまっているようね。
私: そのとおり。まず、有機をもっと知ることから始めないとね。真理ちゃんが言うように、有機野菜の価格が何故高くなるか?これを理解することは結構重要なんだよ。本質を理解するためにね。要するに有機にはコストが高くなるような問題が多くあるというとなんだけど、また今度お話ししようね。
真理: 有機だから美味しくて安全で高いというものではないわけね。

2013年8月15日木曜日

鉄人日記16〜 有機野菜って安全なの?

久しぶりの真理ちゃん、

真理: ねえ、本屋さんで見たんだけど、

有機野菜って本当は安全なの?そうじゃないの?


私: どう思うの?


真理: 調べたんだけど、

農水省が認める有機JASというものでしょ?

国が認可しているのだから、、、、


私:だよね? 


真理:有機野菜コーナーのおばさんも、

有機は安全で、美味しいんだって言ってたわ!


私: 実際に食べてみたの?


真理: もちろん!まあまあだったかな。


私: なあんだ、感動がないんだ。


真理: だって、

おじさんの美味しい野菜食べてるから。


私: 有機というのはね、

基本的に農薬や化学肥料を使わない

農法というのは知ってるよね。

本来あるべき農業のあり方なんだよ。

でも、日本では定義があいまいなので、

混乱している、、、


真理:そうなの!

畑を3年休ませて無農薬、有機肥料で栽培するんでしょ?

3年で大丈夫なの?休ませれば

問題がなくなるの?

疑問ばっかり。


私:そこが問題なんだよね。

農水もはっきり定義していないし、

認証制度ではあるんだけど、

安全性を保障するものじゃないんだ。


真理: なあんだ、何のためにやっているの?


私: その通り。

オーガニックはヨーロッパなどが先行してきたんだけど、

EUのガイドラインから見ると、

高温多湿の日本は馴染まない部分がある。

でも、昔からの農法も立派な有機だから、

遅ればせながら日本独自の

あいまいな有機JASができあがった。


真理: あいまいじゃしようがないわね。


私: メカニズム、資材の評価ともに、

まだまだこれからなんだよ。


真理:本に書いてあったんだけど、

じゃあ、有機の何がいけないの?


私: 安全性だね。


真理: え~!どうして?


私: それは今度教えてあげよう。

堆肥について調べておいて。

少し分かるようになるよ。

2013年4月4日木曜日

鉄人日記18〜 続々 有機野菜って安全なの?

今日は有機のコストの話だったね。
私: 堆肥については調べたんだよね。堆肥コストが価格に反映されることもあるけど、実は、堆肥を使うことで、さらにコストが上昇すると見ているんだ。
真理: どう言うことなの?
私: それが本題なんだよ。有機栽培は、生産性も低いし、安全性にも問題がある。すべて堆肥の質に繋がっている。 まず、安全性で一番問題となるのは堆肥の製造工程なんだ。牛糞、鶏糞などを混ぜ合わせるわけだが、その牛糞そのものに問題があるんだ。つまり牛のエサ、飼料のことだよ。分かるよね?
真理: 栄養のあるエサをあげてるんでしょ?何が問題なの?
私: そうだね。まず堆肥がなぜ必要なのか、考えてみる必要がある。
真理:土壌の微生物が堆肥中の有機物を分解し、作物に必要な栄養分を作るのよね。
私:その通り。次に堆肥になぜ牛糞を使うのか?
真理: 糞に栄養が残っているからでしょ?
私: 違うんだよ。牛の消化に関係があるんだ。エサとなる牧草などの成分のセルロースは胃の中の微生物の酵素で分解される。その排泄物の機能を我々は利用しているんだよ。簡単にいえば、微生物の力を借りて、堆肥つまり良質の土を作ってるんだよ。
真理: そうなの?あ!分かったわ。前にも聞いたけど、牧草にも硝酸濃度が高いものがあったわね。それを多く食べる牛の胃の中にはメタンガスが溜まっていると書いてあった。よくないことよね?
私: それから、病気の予防のために抗生物質を多く投与している。それに、牧草そのものにも、有害物質があるとしたらどうなると思う?
真理:完全な悪循環ね。不健康な土壌から有害なものを食べる牛、消化不良もあるし、有害物質が詰まった牛糞を使って土作りをするのだから。
私: それ、いい表現だね。いかにも土作りは重要課題だけど、有害物質が混ざった土作りか、、、その表現はインパクトがあるよ。
真理: そんなことで褒められたって意味ないでしょ?
私: そんなことはない。そうやって消費者が理解することは重要なんだ。
真理: 確かにそうね。要するに、土壌が健康でなければ、家畜もお野菜も私たちも健康でいられなくなるわけね。
私: ますますいいねえ!じゃあ、来週は本当の有機について話してあげよう。


鉄人日記17〜 続 有機野菜って安全なの?

堆肥の勉強してきたかな?真理ちゃん。

私: どう?堆肥のこと分かったかな?
真理: ううん、いま一つ。その前に有機についてもう少し調べたの。農水省にも聞いたんだけど、あれじゃダメじゃないの?確かに有機農法は、これから進めなければならないものだけど、まず第一に、有機JAS認定のために、あんなにお金がかかるのなら誰もやらないわよ!安全を作るために費用がかかるなんて、おかしいんじゃないの?
私:国は有機の比率を1%にすることを目標にしているけど、0.17%あたりから伸びていない。そろそろ問題に気が付くころだろうね。
真理:都内じゃあちらこちらに有機野菜がおいてあるけど、本当の有機ってそんなにあるわけないでしょう!
私: 有機野菜の安全性の評価システムの構築が必要だね。有機資材から原材料までの、有機資材のトレーサビリティが必要なんだよね。
真理:それに有機野菜って高すぎるわよ。毎日買えないわ。何か、有機がブランド化してしまっているようね。
私: そのとおり。まず、有機をもっと知ることから始めないとね。真理ちゃんが言うように、有機野菜の価格が何故高くなるか?これを理解することは結構重要なんだよ。本質を理解するためにね。要するに有機にはコストが高くなるような問題が多くあるというとなんだけど、また今度お話ししようね。
真理: 有機だから美味しくて安全で高いというものではないわけね。


鉄人日記16〜 有機野菜って安全なの?

久しぶりの真理ちゃん、
真理: ねえ、本屋さんで見たんだけど、有機野菜って本当は安全なの?そうじゃないの?
私: どう思うの?
真理: 調べたんだけど、農水省が認める有機JASというものでしょ?国が認可しているのだから、、、、
私:だよね?
真理:有機野菜コーナーのおばさんも、有機は安全で、美味しいんだって言ってたわ!
私: 実際に食べてみたの?
真理: もちろん!まあまあだったかな。
私: なあんだ、感動がないんだ。
真理: だって、おじさんの美味しい野菜食べてるから。
私: 有機というのはね、基本的に農薬や化学肥料を使わない農法というのは知ってるよね。本来あるべき農業のあり方なんだよ。でも、日本では定義があいまいなので、混乱している、、、
真理:そうなの!畑を3年休ませて無農薬、有機肥料で栽培するんでしょ?3年で大丈夫なの?休ませれば問題がなくなるの?疑問ばっかり。
私:そこが問題なんだよね。農水もはっきり定義していないし、認証制度ではあるんだけど、安全性を保障するものじゃないんだ。
真理: なあんだ、何のためにやっているの?
私: その通り。オーガニックはヨーロッパなどが先行してきたんだけど、EUのガイドラインから見ると、高温多湿の日本は馴染まない部分がある。でも、昔からの農法も立派な有機だから、遅ればせながら日本独自のあいまいな有機JASができあがった。
真理: あいまいじゃしようがないわね。
私: メカニズム、資材の評価ともに、まだまだこれからなんだよ。
真理:本に書いてあったんだけど、じゃあ、有機の何がいけないの?
私: 安全性だね。
真理: え~!どうして?
私: それは今度教えてあげよう。堆肥について調べておいて。少し分かるようになるよ。


鉄人日記15〜 産地直送

おーおー御馳走だ!

真理: お待たせ~!どう?いろんな色があって綺麗でしょう?
私: 本当!うれしいね。どれから行こうかな?
真理: はいっ!まずサラダからよ。どう?
私: うん、食感もいいんじゃない?少~し、エグミがあるけど。トマトは、え~と、甘いけど日持ちは、、、まあまあかな?さすが産地直送だね。
真理:畑では本当に美味しかったのよ、でも、3日経つとこうなっちゃうのよね。残念!あのピーマンみたいに長持ちするんだったら、どんなに良かったことか、、、持って帰ってから保存にも気をつけたんだけど。
私: でもまだいい方だよ、これは。十分美味しいしね。
真理: やっぱり技術だと思ったわ。農業って。知って食べるのと、知らずに作って食べるのとでは大違いでしょ。このほうれん草もかなり肥料を使っているんだって。肥料を少なくしたらって言ったんだけど、品質に差が出るから難しいんだと言ってたわ。JAもうるさいらしいし。
私: そうだろうね。買う側が中心で、作り手も思うようにできないこともある。消費者が一番かわいそうだけどね。
真理: 知らぬが仏ってこのことよ、ほんと。安全性についてもこっそり聞かせてもらったんだけど、有機栽培でも沢山の農薬を使っているし、それにずいぶん高いそうよ。いっぱい売りに来て、心配だから沢山使う人もいるそうよ。あと、窒素やリン酸を沢山使うこと、堆肥もすごく使っていたわ。鶏糞とか油かすとか他にもたくさん。あれじゃあ、倉庫も大変よ。
私: よく教えてくれたね。
真理:一般の消費者と話したことがないんだって。逆にいろいろ聞かれて、私たちがどんなことを考えているのか、何を求めているのか私なりに話してきたのよ。そうしたらすごく喜んでね。
私:たくさん持たせてくれたんだね。
真理: そう、別送でも送ってくれたのよ。かぼちゃとか重たいものをね。私思ったんだけど、情報が消費者にも生産者にも繋がっていないのよね。
私: それは言える。ニーズも苦労も手間も品質も伝わっていないんだよ。
真理: 私、卒業するまで野菜のナビゲーターやってみるわ。ブログに載せるの。大学のみんなにも伝えたいし。
私: 素晴らしいことだね。真理ちゃんならできるよ。
真理:おじさんも手伝ってね。
こんなわけで、情報整理と発信をすることになりました。


鉄人日記14〜 連休農業体験

真理ちゃん、連休後半に農業体験に行くって言ってたっけ?

真理: こんにちは~、あ~重~い!
私: すごい量だね!こんなに持って帰ったの?
真理: そうなの、君は一生懸命で勉強家だね、って言われて、、、でもまだこの5倍はもらったのよ。
私:ずいぶん、気に入られたんだね。お百姓さんに。
真理:そう、お百姓さん受けするのよ、私。畑では沢山食べたし、いろいろ聞けて本当に面白かったの。収穫は野菜以外にもたくさん!
私: それは良かった。なかなかいい野菜もありそうだね。
真理: 美味しかったわよ、畑で採れる野菜。しゃきっとしてるし、味も香りもね。でもよく聞くとねえ、いい野菜はお百姓さんだけしか食べていないそうよ。やっぱり日持ちがしないんですって。よく持って5日ほどなのよ。いかに早く届けるかなんだって。
私: やっぱりね。でも地元の人たちは食べれるんじゃないの?近いんだし。
真理: ところがそうでもないのよ。ほとんどがJAに出荷してるから地元には残らないって言ってた。地元で売っている野菜は売れ残りか、市場から来るそうよ。せっかく美味しいものを作っても美味しいうちに食べてもらえないお百姓さんも残念がって、、、
私: それで、真理ちゃんはお手伝いしたのかな?
真理:もちろんよ!肥料や農薬、種まきから収穫まで、ひと通りやってきたのよ。肥料や農薬、土壌改良剤なんかも沢山の種類があって、大変だった。でもおじさん達が使っているものは使っていないって。だから今度紹介してほしいそうよ。
私:ありがとう、今度、資材を持って一緒に行こうね。有機栽培だから馴染みもあるし、ちょうどいいかもね。
真理: ピーマンやバナナの話をしたらびっくりしてたわ。有機栽培って時間もお金もかかるし、手間が大変なんだって。おじさん達とは大違いよ。その割に日持ちが悪いんだから。
私: それで、光合成について話を聞けたのかな?
真理: 聞いたわよ。でも中学レベルだったの。あんまり細かいこと言ってなかった。肥料や石灰とかの資材については詳しかったけど。有機栽培に変える前は、もう30年以上もず~っと同じやり方だったんだって。おじいさんが亡くなってから、自分のやり方でやるようになったと言ってたわ。せっかく持ってきたから、少し料理するから待っててね。


鉄人日記13〜 野菜の栄養

真理ちゃん、このところ微生物も植物も詳しくなって、、、
真理:植物って昼間は光合成をして酸素を出すけど、夜は私たちと同じように酸素を吸って二酸化炭素を出すのよね。
私: そうだよ、人と同じなんだね。
真理:収穫した野菜はどうなの?冷蔵庫の中の、、、
私: ピーマンを見てごらん、艶がいいしビニール袋の内側に水滴がついているでしょ?呼吸しているんだね。
真理:根からの養分がなくても呼吸をするの?
私: 生きているんだね。種はこれから大きくなるんだよ。
真理:スーパーで買ってきたピーマンともらったものを、水分をかけてみたりして比べてみたんだけどスーパーのピーマン、次の日にしおれちゃったわ。
私: 生命力がちがうんだよね。マグネシウムとか他のミネラルやビタミンが足りないんだね。
真理:要するに栄養不足の野菜なのよね。私たちのからだは食べたものでできていると聞いたけど、野菜も同じなのよね。やっぱり栄養の詰まったものを食べないとダメね。
それはそうと、ネットで調べてたら、都内でできたきゅうりやなすに許容量を超えるカドミウムが検出されたって書いてあったわ。
私: 厳密に分析するといろんな産地からも出てくると思うよ。
真理:工業排水や排ガスが多いのね。それに分解する微生物が足りないことも、、、
私:そうなんだ、良い野菜を作るには、まず土壌を浄化するため、必要な微生物を補充しないとね。
真理:でも環境を汚しちゃお金がかかってしようがないわね。そうそう、今度、微生物についてまとめてくるから。


鉄人日記12〜 光合成から微生物へ

真理ちゃん、あれからどうしたんだろう?ミトコンドリアとか葉緑体のことを聞いてきたけど、、、


私: どう?お勉強の方は進んでいるの?
真理:えへへ、少しは自信がついたのよ。何だか世界が広がったような気がするわ!
私: それは良かったねえ、それで今日はどんな質問があるのかな?
真理:もう少し調べたいんだけど、図書館にはいいのがないのよね。
私: じゃあ、微生物の本を貸してあげるよ。ちょっと待って。、、、、、、はいこれ。
真理:わあ~!ありがとう!作物の生育には、光合成だけでなく、物質とかいろんなものが必要なのよね。二酸化炭素や光の色素や、それに必要な環境でしょう?それに、なんでこんなに複雑なことをしているのか不思議に思ったの。
私: それが自然の循環っていうものだよ。酸素は我々が必要なものであって、植物には他の目的があるんだよ。持ちつ持たれつだよね。お酒を作る酵母もそうだけど、アルコールは単なる排泄物であって目的ではないんだ。
真理:そうなのよね。代謝のメカニズムは似ているし、それぞれが補い合っている感じがするわ。
私: 微生物に関係するんだけど、土壌に残留するカドミウムは葉緑体で行われる光合成で必要なマグネシウムの働きを阻害するんだ。
真理:そこに微生物の役割があるのね。私たちの腸内環境と同じ。
私: それに微生物の繁栄にもいろんな要素があるんだ。それが食の安全性にも繋がるんだよ。
真理:分かったわ、これ、読んでみるわ。


鉄人日記11〜 光合成

私: おはよう!進んでるの?
真理:もちろん!でも意外と難しいのね、光合成って。中学で習ったことと随分違うのよね。
私: あらためて勉強して、それが分かるだけでも大きな進歩だよ。専門家の間でも、一時は研究は終わったと思われていたんだけど、ゲノム研究が進むにつれ、研究の幅が広がっているんだ。
真理:「光合成とはなにか」という本を買ったの。難しいけど、生命の誕生について考えさせられるわ。
私: さすが大学生だね、研究熱心!
真理:単に光と二酸化炭素だけじゃないのね。いろんな合成に関係してる。栄養学の本も読んでいるけど、関係していることがすごく多くって、、、
私: 難しいでしょ?でも、光合成に必要な要件、なぜ、光合成をしなければならないか、それが分かれば、どんな野菜が良くて、どんな環境が必要か分かる。
真理:光と色素も面白いわ。それに、でんぷんを作るだけが目的じゃなくて、タンパク質を作る合成、なんだっけ?
私:窒素同化作用。
真理:そう、それ。その合成にも光合成が役立ってるのね。
私: そう、光合成が作るグルコースをタンパク質を作るために消費しているんだ。
真理:だから、天気が悪く光合成が少なくなると、消費されるから野菜の味が落ちるのね。弱くなるし。
私: よく突き止めたね。そうなんだよ。
真理:ミトコンドリアとか葉緑体なんて真剣に勉強したことなかったけど、意外と面白いのね。
私: ミトコンドリアの機能を見ると、ひとも微生物も同じなんだよ。
真理:それにエネルギーを作るために何が必要かも書いてあったの。これって、ダイエットにも繋がるのよね。
私: そう、同じことなんだ。
真理:やっぱり、野菜勉強してみて良かったわ。美味しいものを食べるだけでなくて、カラダの勉強にもなるし、ダイエットにも役立つし。仕事にもね。他にも質問があるから聞いてもいい?
真理ちゃん、本格的にのめり込んだみたいです。


鉄人日記10〜 特別なピーマン

私:日曜の朝市はお疲れ様、ずいぶんお客さんにアドバイスしていたね。
真理:野菜ソムリエ気分だったわ。みんないろいろ聞いてくるのよ。
私:ピーマンはどうだったの?
真理:実は、昨日早速、この前のレストランに見せにいったのよ。そしたら、すごいピーマンだって!おじさん合格!注文も貰ったのよ、大したものでしょう?
私:すごいじゃない!アルバイト代出さなくちゃね。
真理:ありがとう、嬉しい!家でも食べたんだけど、味が全然違うの。炒め物にしたらすごく美味しかった。ママも大喜びだったわ。
私:それは嬉しいね。作った甲斐があったよ。
真理:でも、何がどう違うの?すごく興味があるの。
私:んんん、今度は農業でもやるのかな?
真理:野菜リサーチャーなんだから現地も見ておかないとね。
私:じゃあ、今度ここでセミナーがあるから参加したら?そのうちに畑に連れてってあげるよ。
真理:うれしい~!
私:じゃあ、予習のつもりで、光合成と作物の栄養について調べておいて。
真理:はあ~い!調べるのって大好き!