酵素はタンパク質でできているため熱に弱く、最も働きやすいのは、人間の体温とほぼ同じ37℃前後だといわれています。
また、酵素の中にはタンパク質だけで働けるものと、なんらかの補助因子がなくては働けないものがあります。この補助因子のことを「補酵素」といいます。
基質と酵素の関係は、よく鍵と鍵穴にたとえられます。鍵と鍵穴はピタリと合わないと扉を開けることができません。
このたとえの中で補酵素の役割を考えると、さしずめ「鍵穴の不完全な部分を埋めて補う調整部品」のような存在、ということになります。
補酵素は体内で水溶性ビタミンがリン酸化されたものなどで5000種類以上あるといわれています。
例えば、ビタミン B1と B2はエネルギー代謝に関わっています。
B6はアミノ酸の代謝に、ビタミン B12と葉酸は核酸の代謝のために働きます。
また、ビタミン B6はアミノ酸代謝に欠かせない補酵素です。
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