2014年2月26日水曜日

鉄人日記29〜 生理活性物質

真理子です。
栄養学って、掘り下げるとおろ白いんです。
単に、栄養素、カロリーの問題ではないのです。
エネルギー代謝まで進むと、無機物の特徴が生きてきます。
TCAサイクルを見ると、何故人は食べるのががわかります。



さらに、人には微生物が関係してきます。

私:前にビタミンB12の話をしたね。

真理:覚えてるわ。

私:別名をシアノコバラミンと言うんだよ。

真理:なんかカッコいいわね。

私:名前から想像できると思うけど、コバルトが構成成分なんだ。

真理:欠乏すると悪性貧血となったりするのよね。

私:そう、植物では光合成に大きく影響しちゃう。

真理:そうなんだ。でもミネラルって無機物よね、それがビタミンにもなるの?

私:目的によって変わるんだろうね。コバルトを核にしたねがビタミンB12、鉄を核にしてるのが、、

真理:ヘモグロビンよね。ところで、ビタミンB12って乳酸菌が作るって言ってなかった?

私:良く覚えてるね。その通り!土壌では乳酸菌などの微生物がコバルトを利用してビタミンB12を作るんだよ。

真理:すごいわね、人に出来ないのね?

私:実は、おじさんが農業で一番気にしてるのが、このシアノコバラミンなんだよ。

真理:どうして?

私:作物の三大栄養素は、窒素、リン酸、カリだよね。

真理:うん、知ってるわ。

私:微量のコバルトと、そのコバルトを料理する微生物が必要だと言うことだよ。専門家でもコバルトを重視してる人は少ないんだよ。

真理:分かった、だから日持ちのいい野菜が少ないんじゃ?光合成に影響が出るわけだから。

私:おじさんもそう思うよ。ドイツでは知られてるんだけど、意外と日本では意識していないんだ。

真理:ダメじゃない!日本。

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