タンパク質は大きく「単純タンパク質」と「複合タンパク質」の2つに分けられます。単純タンパク質はアミノ酸だけで構成されているもの。複合タンパク質は、アミノ酸以外に糖や核酸、リン酸、色素などが結合したものを指します。卵白に含まれるアビジン(糖タンパク質)や血液に含まれるヘモグロビン(色素タンパク質)などは、複合タンパク質の代表例です。
また、タンパク質は植物性タンパク質と動物性タンパク質に分けられます。
一般的に、植物性タンパク質は動物性に比べてアミノ酸バランスが悪く、体内での利用率が低いのですが、食べ合わせることによりバランスがよくなります。例えば、穀類タンパク質と大豆タンパク質は互いの不足を補い、栄養価を高めることができます。ご飯に納豆をかければ、アミノ酸バランスがよくなり、体内での利用率がアップするというわけです。これを「アミノ酸の補足効果」といいます。
植物性タンパク質に動物性タンパク質を組み合わせれば、さらに補足効果は高くなります。もともと動物性のタンパク質はアミノ酸バランスがよく、体内での利用効率が高いので、総摂取量の4割以上を動物性で摂っているならタンパク質不足を心配する必要はありません。
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