2013年4月4日木曜日
糖質とは何か?
糖質とは、炭素、水素、酸素の3つの元素が結合した化合物のことで、人体のエネルギー源として重要な役割を担う栄養素です。「炭水化物」というのは、この糖質とセルロースやペクチンなどの食物繊維を合わせた総称です。
糖質は大きく「単糖類」「少糖類」「多糖類」の3つに分類されます。糖質の性質や特徴を持ち「これ以上小さくできない」最小単位のものを「単糖」と呼びます。自然界で最も多いブドウ糖や果物に含まれる果糖は単糖類に分類されます。単糖類は分子が小さく、水に溶けやすく、ほとんどは甘みがあります。
単糖が2個から数個結合したものが「少糖類」。単糖類と同じく水に溶けやすく、甘みがあります。砂糖(ショ糖)がその代表格です。また、単糖が多数つながったものを多糖類といいます。多糖類は水に溶けるものと溶けないものがあり、甘みはありません。穀類やイモ類、豆などに含まれるでんぷん、レバーに含まれるグリコーゲンは多糖類の仲間です。
糖質の最も重要な役割は人間の体のエネルギー源となることです。特に、通常脳はブドウ糖しかエネルギーとして使えず、1日に約120gのブドウ糖を消費します。必要な量の糖質が摂れていないと集中力が低下したり、ひどい場合には意識を失うこともあります。また、糖質を極端に減らす過激なダイエットなどを行うと、長く糖質不足・低血糖状態が続くことから脳が「飢餓状態」であると判断し、かえって痩せにくい体になってしまうこともあります。
食物から摂るエネルギーの割合はタンパク質15%:脂質20%:糖質65%程度が理想。また、糖質をエネルギーとして効率よく利用するにはビタミン B1が欠かせません。豚肉や米ぬか、ゴマなどビタミン B1を多く含む食品を副菜に取り入れ、積極的に補給していきましょう。
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